診療内容
当院は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を専門に治療を行っております.
詳しい内容については、以下の各説明をご確認ください.
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に気道が狭くなり、断続的な無呼吸・低呼吸が生じ酸素不足に陥る病気です。英語のSleep Apnea Syndromeの頭文字をとってSAS(サス)と呼ばれています。睡眠中に取り込める酸素が大幅に減り、疲労回復ができなくなります。また高血圧、狭心症や心筋梗塞などの循環器疾患や、脳卒中や脳梗塞などの脳血管疾患、糖尿病を合併するリスクが高まると言われております。SASが認知機能を低下させることも報告されています。
SASの診断と治療の流れ
簡易検査 診察で睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合にはじめに行う検査で、腕に装置をつけて就寝していただきます。睡眠中の呼吸と酸素濃度を記録し、返却された検査装置のデータを分析して診断します。この検査で重症と診断された場合は、すぐにCPAP治療を行うことが可能です。
精密検査 簡易検査の結果、より精密な検査が必要であると診断された場合に行う検査です。通常は入院して実施しますが、当院では自宅でもできる検査も提供しております。仕事などで入院ができない方、病院だと寝れない方にご好評をいただいています。
CPAP療法 SASの方を対象にした治療方法です。CPAPは日本語で「持続的陽圧呼吸療法」といい、英語のContinuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP(シーパップ)と呼ばれています。CPAPは就寝中気道に陽圧をかけることで、狭くなった気道を広げます。その結果、就寝中の呼吸が安定し低酸素が改善されます。CPAPの保険適応は重症の睡眠時無呼吸症候群ですが、軽症・中等症の患者さまを対象にした自由診療も行っております。